天一ダイアリー

withrumギターの徒然なる記録です。

27/09/2017

日記をコンスタントに書き続けるには自分の好きなものを書くことが1番いいということを今更気づいたので、数本にいくつかは自分が心を掴まれた作品のディスクレビューをしていこうと思う。(今回は一曲のことしか書きません)

 

Bon Iver 「22, A million」

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(自分のインスタから抜粋したので1/3とかいう文字が迷い込んでいる)

2016年にリリースされたBon Iverの3枚めのフルアルバム。 グラミー賞にもノミネートされた言わずもがなな名盤である。

「休符も演奏のひとつである」と語るミュージシャンは沢山いる。他にも、「弾かない、という演奏をしている」という表現もよく耳にする。しかし、なかなかそれを自分の実感として理解することは出来なかった。そんな時に聴いたBon Iverの715 - CRΣΣKSで、そんな休符によって作られる音楽を初めて実感した。

https://m.youtube.com/watch?v=P_Fx1yq3A8M

この曲は、Bon Iverの中心人物であるJustin Vernonの声を、The Messinaと言われるボイスエフェクターで加工したボーカルを、何重にも重ねて声だけでコードを奏でる、全般アカペラの楽曲である。22, A millionの3曲めに位置するこの曲は、1,2曲めの圧倒的な音数で演奏されるプログレッシブな楽曲との対比で際立つ。手法的には2005年にリリースされたImogen HeapのSpeak For Yourselfに収録されている「Hide and Seek」とよく似ている。

https://m.youtube.com/watch?v=McDgDlnDX0Y

 Turn around, You are my A teamと繰り返されるこの曲の歌詞は、形容しがたい物悲しさに包まれている。幾重にも重ねられた声は、1人であることへの執着を強くさせる。ボコーダーで加工された声が、むしろ生々しさを実感させる。

シンプルに形作られたショートチューンに数え切れない感情を駆り立てられる。

 

 

ディスクレビュー、難しい、、、これから慣れていきます。

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It might be over soon.